サービス内容

対象になる方

介護保険における認定で要介護1~5の方
このサービスを利用できるのは、65歳以上で要介護認定を受けて「要介護(1~5)と認定された方」あるいは介護保険の「特定疾病が原因で介護を必要とする40~64歳の方」になります。

1日の流れとプログラム内容

9:30~:デイサービスに到着
9:45~:バイタルチェック(血圧測定・体重測定)水分補給
10:00~:ミーティング(一言話・午後のスケジュール決め)
11:00~:体操(ラジオ体操・ストレッチ・筋トレ・嚥下体操)
12:00~:昼食(栄養のバランス・カロリーを考慮した食事)・歯磨き
13:30~:午後の活動(創作活動・外出など)
15:30~:おやつ、1日の振り返り
16:20~:リラックスタイム(身体・頭の緊張をほぐす)音楽鑑賞・瞑想など
17:00:サービスの終了

午前のプログラムは、皆さんと一緒に行いますが、午後の決まったプログラムはありません。
皆さんのやりたいこと、行きたいところを聞きながら進めています。

(例)
・創作活動・農園作業・大工仕事
・昼食・おやつ作り
・外出・芸術鑑賞
・PC・インターネット操作・プール活動
・映画・DVD鑑賞 

このようなプログラムを行なっています。

予定表のないデイサービス

ここでは全員一斉に行う予定表はありません。外出・スポーツ・パソコン・創作活動・園芸・料理などのジャンルの中から一人一人の希望や課題に合わせてその日のプログラムを決めます。
→楽しく自分から取り組んで初めて効果があります。
→その方のやりたいことを引き出し、成功体験を味わうことで脳を活性化させます。新しい脳の回路ができます。
※自発性の欠如・発動性の低下、注意障害や遂行機能障害・社会的な行動障害などがある方々が、穏やかになり、笑顔が見られ、集中して物事に取り組む、といった改善が見られます。

写真を見ながら思い出す

午前・昼食・午後の活動を写真に撮り、夕方写真を見ながら1日を振り返ります。写真を切ったり、仲間の記憶と付け合わせたりしてノートに貼っていく作業をします。
→写真を見ることでぼんやりした記憶が定着できます。
→仲間の名前を覚えたり、家族との話題のきっかけ作りができます。
→仲間意識が生まれます。
※写真を繰り返し見たり、一緒に写っている人の名前を覚えたり、記憶する、写真があることで何度も見る、家族への情報提供が出来ることなどから、記憶の定着や失語症の改善などに繋がっています。

社会復帰を目指す

近年、若い方の高次脳機能障害が多いです。仕事が現役だった方は当然復職を希望しますが、退院してすぐに復職できる方は少ないです。入院中の症状を見ると復職を諦めなくては、と思われる方もいらっしゃいます。介護保険のデイサービスは、高齢者で認知症中心のものが多いため、若い方は自分の行くところではない、と引きこもってしまうケースがあります。
でも、諦めないでください。日常生活のリハビリだけではなく、社会的なリハビリや就労支援施設などの社会資源と連携を図って就労に結び付くようなプログラム開発にも取り組んでいます。
※写真や映像をPCに取り込んでカレンダー作りなどにチャレンジします。絵画や園芸などの公募展に応募し、賞を目指すなど少し高めの目標があることで、就労に向けた行動計画などが考えられるようになります。